旅行に行くのは9月。でも、航空券を払うのは8月。
家計簿を月ごとに締めていると、楽しむ月より先に、お金が出ていくことがあります。
共働きで子育てをする我が家の、2025年8月の収支は19万3,383円の赤字でした。最も大きかったのは、旅行や万博などの「趣味・娯楽費」29万790円。その中には、9月搭乗分の航空関連費7万2,381円も入っています。
今回は、この29万円を入り口に、夏のお出かけ予算を振り返ります。自分の家計でも、旅行の予定表と支払いの予定表を並べて考えるきっかけになればうれしいです。
8月の支出は99.5万円。前月より減っても、19万円の赤字
まず、家計全体を前月の7月と比べます。
| 項目 | 7月 | 8月 |
|---|---|---|
| 収入 | 723,550円 | 801,964円 |
| 支出 | 1,119,135円 | 995,347円 |
| 収支 | −395,585円 | −193,383円 |
支出は前月より123,788円減。収入も増えたため、赤字はほぼ半分になりました。
ただ、これをそのまま「節約できた」と受け取るのは早そうです。7月には家具・家電で190,674円の支出がありましたが、8月は同じ分類の支出がありません。一方、趣味・娯楽費は144,600円から290,790円へ増えています。
大きな支出の内容が、家電から旅行・万博へ移った月と見ると、前月との違いが分かりやすくなります。
※収支はカード引き落としを含む記録上の金額です。集計方法と重複の可能性は、末尾に記載しています。
趣味・娯楽29万円の内訳。翌月の航空券も8月に計上
趣味・娯楽費は、8月の支出全体の約29%を占めました。
| 内容 | 金額 |
|---|---|
| 旅館・予約サイトへの支払い(2件) | 118,835円 |
| 9月搭乗分の航空関連費(2件) | 72,381円 |
| 万博関連 | 83,119円 |
| その他の趣味・娯楽 | 16,455円 |
| 合計 | 290,790円 |
「その他」には小遣い、子どもの遊び場、映画・音楽・ゲームの分類を含めています。旅行関連は上の2行で191,216円、そこに万博関連の83,119円が重なりました。
ここで気になったのが、9月搭乗分として記録された航空関連費72,381円です。70,801円と1,580円の2件を、支払いが記録された8月に計上しています。
つまり、この29万円は「8月に遊んだ分の総額」とは限りません。将来のお出かけに向けて、先に払った分も含まれます。旅館や予約サイトへの支払いも、決済の記録だけから滞在月までは決めつけないようにしました。
旅行の日程だけで予算を考えると、こうした先払いを見落としがちです。宿泊費と交通費がそれぞれ納得できる金額でも、同じ月に払えるかは、家計全体と合わせて確認する必要があります。
29万円のレジャー費に対して、月収の余地は9.7万円だった
では、8月の家計には、お出かけに使うお金がどれくらい残っていたのでしょうか。
月全体の支出を「趣味・娯楽」と「それ以外」に分けてみます。
| 計算 | 金額 |
|---|---|
| 8月の収入 | 801,964円 |
| 趣味・娯楽以外の支出 | −704,557円 |
| 差し引きで残る金額 | 97,407円 |
ほかの支出を変えない前提では、趣味・娯楽に回せる月収は97,407円。実際の支払いは290,790円だったので、その差193,383円が赤字になりました。
趣味・娯楽以外の70.5万円には、住宅188,366円、食費147,029円、日用品125,859円、教養・教育79,619円などが入っています。
とくに日用品は、7月より49,504円増えました。8月の日用品のうち、子育て用品に分類された支出は合計92,785円です。お出かけが多い月にも、暮らしや子育ての支払いは重なります。
この97,407円は、8月の実績から逆算した金額です。毎月同じだけ使えるという意味でも、趣味・娯楽以外はすべて削れない固定費という意味でもありません。
我が家の場合、8月に29万円を払うには、別の支出を減らすか、あらかじめ用意したお金でまかなう必要があった。その大きさが、この計算ではっきりします。
次の旅行予算は、金額と一緒に「払う月」を書いておく
今回の家計から、次のお出かけで試したいことは3つです。
1.航空券・宿泊・現地費を、支払う月ごとに分ける。
旅行全体の予算に加えて、予約時に払う分、後から決済される分、現地で使う分を書き出します。今回なら、9月搭乗分の72,381円は8月の支払い予定に入ります。なお、ここでいう月は家計簿に支出を記録する月です。購入時とカード引き落とし時の二重計上にも気をつけます。
2.その月の生活費と、先に並べてみる。
旅行代だけを見ると予算内でも、生活費や子育て用品の支払いを足すと、月の収入を超えることがあります。8月は趣味・娯楽以外に70.5万円かかっていました。この部分にも目を向けながら、旅行に使う金額を決めたいところです。
3.月収を超える分は、どこから払うかまで決める。
旅行用に用意したお金があれば、単月の赤字は予定どおりの場合もあります。一方、準備していなければ、その月になって別の支出を削ることになります。今回の月次収支だけでは事前の積み立て状況までは判断できませんが、次の計画ではそこまで一緒に確認したいです。
家族で楽しむ時間をつくりながら、支払いの後で慌てずに済むようにする。今回の19万円の赤字から持ち帰りたいのは、「いつ出かけるか」に「いつ、いくら払うか」を添えることでした。
月をまたいだ変化は、家計ダッシュボードで比較できます。記事未公開の月も含めているので、8月を選ぶと支出構成も確認できます。
集計方法と8月の支出一覧を見る
2025年8月1日〜31日の家計簿CSVから、「計算対象=1」「振替=0」の明細を集計しています。プラスの金額を収入、マイナスの金額を支出として扱い、7月比較も同じ条件です。収入801,964円のうち給与は727,922円、その他の入金は74,042円。収支は資産増減や貯蓄額を示すものではありません。
支出にはカード引き落とし42,859円を含みます。購入明細との重複が未確認のため、記録どおりに計上しました。仮に全額が重複していれば、支出は952,488円、赤字は150,524円です。この記事と家計ダッシュボードは、調整前の995,347円で統一しています。
| カテゴリ | 支出 |
|---|---|
| 趣味・娯楽 | 290,790円 |
| 住宅 | 188,366円 |
| 食費 | 147,029円 |
| 日用品 | 125,859円 |
| 教養・教育 | 79,619円 |
| 現金・カード | 42,859円 |
| 自動車 | 35,465円 |
| 衣服・美容 | 23,853円 |
| 健康・医療 | 23,687円 |
| 水道・光熱費 | 21,744円 |
| 通信費 | 11,626円 |
| 交通費 | 3,800円 |
| その他 | 650円 |
| 合計 | 995,347円 |



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